創業三百有余年、歴史と伝統。大阪・堺、お香・お線香の梅栄堂(ばいえいどう)

技術力Technology

門外不出、秘伝の調合Secret recipes

昔から線香づくりは、厳選された原料とその微妙な割合の調合、生師(なまし)、こね師と呼ばれる専門職人の技が決め手になるといわれてきました。
その伝統をふまえ現代に生かして、梅栄堂は天然原料と秘伝の調合により、昔ながらの手づくりを信条に、一本一本丹念に線香を作り続けております。

  • 1 厳選原料線香精製の主成分である天然香料の品質検査、新製品の研究開発、及び商品の香りを常に厳しく管理します。
  • 2 製 粉沈香、白檀など漢薬香料を粉末にします。
  • 3 調 合10種類の香料、染料の原料を独自の処方により、一定量ずつ調合します。
  • 4 混合ふるい調合された原料を混合機で均一化させ、更にふるいにかけ不純物を取り除きます。
  • 5 こ ね通称「こね」または「練り」と呼ばれる工程では、原料を混合機でこねて粘土状にします。これを枕状に仕上げたものを「玉」と呼びます。
  • 6 押出機「玉」を押出機に入れて油圧で線香状に押し出し、盆板に受けて一定の寸法に切ります。
  • 7 生(なま)盆板の線香を乾燥板に移しかえながら、曲がりものを省き、まっすぐに整え、並べ送ります。
  • 8 胴 切用途別の寸法に切り揃えます。
  • 9 乾 燥線香の乾燥は自然乾燥が最適です。夏場で数日、冬場は10日以上を要します。
  • 10 板よせ生乾きの線香のすきまをふさぎ、曲がりを防ぎます。微妙な曲がりをチェックできるのは、手づくりならではのよさです。
  • 11 結 束線香を1本1本確かめながら、一定の重量に結束して曲がりを防ぎます。
  • 12 包 装製品を1本ずつ検品しながら、包装・箱詰します。作り手のぬくもりが、線香に伝わる時。

機械化により高品質な
商品を効率よく生産Mechanization

  • 1 調合①1本あたり200~300㎏の原料を入れることができる14本のタンク。
  • 2 調合②コンピューター制御で調合します。
  • 3 調合③上部タンクから原料が調合の分量通り出てきます。
  • 4 調合④レールに乗った機械が原料を集めます。
  • 5 成型①⑥押出 ⑦生(なま) ⑧胴切の3-4人分の作業をこの機械一台で仕上げる。
    大量のお線香が押し出される。
  • 6 成型②押し出しからすぐに胴切の工程に入る。